tsudoi.net旅行記 >> 東南アジア旅行記 第6話 ベトナムサッカー

第6話 ベトナムサッカー

8月8日

「コケ!」
壁のすぐ後ろに居座っているニワトリの鳴き声で目が覚める。
時計を見ると朝4:00。・・・ニワトリ早っ!
もう一度寝る。
水牛 7:30に目が覚めた。
風呂に入っていなかった&モスキートとの格闘の後が残っていて、目覚めは非常に悪い。
子供たちはもう起きている。
確かに、あれだけニワトリの「コケッ!」の嵐にあっては誰でも目が覚めるだろう。
しばらくするとDucがやってきた。
“Good morning! I’ll show you around.”
ありがとう。今度はDucが昨日より遠くまで村を案内してくれるようだ。

昨日外出したときには既に暗く、村の雰囲気だけしかわからなかったが、
今日は、この村の朝がはっきりと見渡せた。
日本の夏の朝に似た、さわやかに照りつける太陽。
少し湿気は感じるが、そんなに苦にもならない。
活気のある村人の声、ニワトリの声、木のきしむ音を立てながら目の前を通る水牛・・・。
って水牛デカッ!こんなに大きいものとは思わなかった。
牛車である。この村には自動車は通らない。
物を運ぶのには牛車を使っているのだ。
興味本位で後ろに乗せてもらった。やはりデカイ。
立ち上がって辺りを見回す。のどかな雰囲気。悪くない。
危ねっ!
水牛に挑戦! 急に牛が歩き出した。牛車の上は予想以上に揺れる。
振り落とされそうになった。この水牛、完全に日本人をなめている。
いっこうに言うことを聞かない。日本人は牛車の動かし方も忘れてしまったようだ。

floating house

メコン川の支流に浮かんだ家。
ここで魚を取って生活している人がいる。
Ducに連れて行ってもらい、家に案内してもらった。
陸からは30cm程の極めて細い橋がかかっている。
何だこの強烈な臭い!
床の一箇所に大きな穴が開いており、
その下には非常にたくさんの大きな魚たちが窮屈そうに泳いでいた。が、
臭いの元はここではない。
ふと、家の片隅に巨大な機械。
湯気を立てている。
臭っ!
実は、ここは魚を発酵させる工場であった。
おびただしい数の魚と強烈な匂い。ここに住むのは至難の業だ。


floating houserice firm

この村には大きな道路が1本通っており、その両脇には民家が並ぶ。
片側の民家の裏はメコン川の支流。反対側の民家の裏は広大な農場が広がっている。
川沿いの雑踏な雰囲気とはうって変わって、広大な田園が眼前に現れた。
年に2.3回はハーベストがあるらしい。肥沃な土地である。
驚いたことに、雨季はこの田園地帯が川に沈むという。
それによって養分がまた畑に与えられ、穀物が育つというわけだ。
豊かな生活だと思った。
農業は全て手作業。電化製品はテレビと炊飯器のみ。
でも日本にはないものがたくさんある。
たくさんの米、たくさんの魚、たくさんの子供たち、
みんな親戚や隣近所で仲良く暮らしている。助け合いの生活。
温かい。
「永住するならどっち?」
正直、迷う。
それから少しだけDuc&子供たちとサッカーボールでリフティングなどをして遊び、
Ducの家に戻った。

朝食は揚げ春巻きと焼きとり。これもtaste good!
rice firm Ducがmotherの料理をあれだけ自慢するだけのことはあって、
作ってくれるものは全てうまい。
「昼から近くでサッカーやるらしいよ。」
Ducから出たこの言葉。テンション上がりまくった。
まさかベトナムのこんなcountry sideでサッカーをすることになるとは夢にも思わない。
しばらく子供たちと戯れた後、いざサッカー場へ!
といっても50mほどいったところにある小学校の小さなグランドである。
このときも、相変わらず子供たちが手を取ってグランドまで連れて行ってくれた。
I’m the happiest in the world!! 天気も良い。


Soccer
6 vs 6。Ducの友達チーム vs 別のグループ(どこからきたのかわからない)
いざKick Off!! 裸足なので足の裏が少し痛い。
意外に(というと失礼かもしれないが)みんなテクニシャン。
でも気持ちは日本代表!日本人の誇りとして、頑張らねばっ!!
「Nakata! Nakata!」
中田みたいだ!と言う観客からの声。
私にはたくさんのサポーターがいた。全てDucの親戚の子供たちである。
中田はベトナムのこんな田舎でも有名だった。最近普及し始めたテレビの影響であろう。
さすがに東南アジア、日差しがきつい。グランドが熱い。
汗だくになりながら、心底、試合を楽しんだ。 I love soccer!!
チームのメンバーとも次第に連携が取れるようになってきた。
言葉は要らない。
サッカーは言葉の壁を乗り越える。
サッカー野郎たち! 言葉が通じなくてもボール1つですぐに仲良くなれる。
サッカーが世界一の球技であることを肌で感じ、同時に、
小さい頃からサッカーを続けてきた自分は本当に幸運だと思った。
試合は結局、我等、Ducの友達チームが勝ち!
終了後、敵チームも味方チームもみんなで握手。
健闘を称え合った。何とも気持ちがいい。
ふと、足の裏が火傷でただれていることに気づいた。
こらあかん、水できれいにせな・・・。
日本人は靴を履いてサッカーをしているので、彼らに比べて足の裏が弱い。
汗だくなってるし、Ducの家に帰って水でも浴びよう!

ところが、まだまだ終わらない。
「サッカーやろうよ!」
今度は見ていた子供たち。
やっぱりサッカーを見ているよりも、自分たちでやりたいようだ。
もう帰ろうとしている私の前に、子供からのパス。
・・・もちろん、
「やる!」
この子たちの期待は裏切れない。
楽しかった。
この一言以外の何ものでもない。


「Swim!?」
今度はDucが川で泳ぎに行こうと誘ってくれた。
子供たちも手を引っ張ってくる。
もちろん、
「Yes!」
この子たちにはかなわない。
どこまでもついていくよ。
しかし確かに、暑くて汗だくで、すぐにでも水につかりたい気分満開であった。

メコン川へDive!!
気持ちいい!
水は少し温かい程度。でも相当濁っている。潜るのは勘弁。
子供たちはみんな水の中で目を開けているようだが、
私は慣れてないので目が開けられない。
子供は本当に元気だ。
しばらく泳いでへとへとになった後、家に戻った。

シャワー、
というか、大きな樽に水がいっぱい入っていて、そこから桶で水をかぶる。
やっぱりメコン川の水。
川から上がって帰ってきて、川の水で洗い流す、というのも変な気分だ。
しかし汗は流せた。

着替えた後は、再びchildren!!
I’m really exhausted.だったけど、やっぱり期待を裏切れない。
しばらく一緒に遊んだ。旅の指差し会話帳で会話したり、
サッカーボールで遊んだり、手品を自慢げに見せてきたり、・・・。
「髭が汚い!」
「もみあげが長い!」
「後ろ髪が長い!」
ベトナム式ピーコのファッションチェック。
Duc!ベトナムの子供はシビアだった。
そこへ何故かmotherのフォロー。
「あんたたち、そんなこと言ったらダメよ。ベトナムと日本は違うのよ。」
と、言っているようだった。
フォローしきれていない。

なぜだろう?
ベトナム人はみんな童顔だった。
Ducも若い顔して実は30半ば。
そう言えば、髭が無い。
「髭は生えないのだろうか?」
Duc曰く、
「全抜き」
だそうだ。
相当時間かかるやん!?
しかし、それがベトナムの習慣。


第5話 ベトナムウルルン滞在記へ 第7話 さよならベトナムへ
第5話 ベトナムウルルン滞在記へ 第7話 さよならベトナムへ

tsudoi.net 旅行記トップページへ戻る
広告 [PR]  再就職支援 冷え対策 わけあり商品 無料レンタルサーバー